2.議決権行使の状況
議決権行使にあたっては、損保ジャパンで定めている議決権行使基準に則るとともに、議決権行使も投資先企業の持続的成長に資する重要な機会と捉え、コーポレート・ガバナンスの整備状況、コンプライアンス体制、SDGsへの取組状況なども勘案のうえ、総合的な見地から賛否の判断をしています。
特に慎重な検討が必要と判断される議案については、当該企業にその目的や背景を確認するなど、十分に調査したうえで判断しています。
2021年10月から2022年9月までに当社が実施した議決権行使の結果は以下のとおりです。
このうち、不賛同とした議案の事例は以下のとおりです。
- (1)取締役会の実効性
社外取締役が2名に満たないF社に対しては、複数年にわたって独立社外取締役を複数名採用するよう要請してきましたが、今年度も改善が見られないことから、再び改善を要請するとともに、ガバナンスを統括する取締役の再任に不賛同としました。
以上