地震デリバティブとは

地震デリバティブに関する、特徴および概要は以下の通りです。

地震デリバティブの特徴

地震デリバティブは、地震の発生に伴う企業の経営リスクを転嫁し、収益の安定化を図る商品です。当社の地震デリバティブには、主に次のような特徴があります。

特徴1 トリガーイベント(定められた条件を満たす地震)が発生すれば、受取金を自動的にお支払いします。
特徴2 事故査定、損害の証明を行う必要がありません。
特徴3 条件変更なしに契約更改をいただくことにより長期にわたり安定的な補償をお約束します。

トリガーイベントによる支払

企業の収益は、地震の発生により損害を受けますが、地震による損害は直接的な建物の損壊などにかぎったものではありません。休業による逸失利益の他、様々な費用の発生や一時的な運転資金の不足などを余儀なくされる可能性もあります。
地震デリバティブは、定められた条件の地震(トリガーイベント)が発生した場合に事前に約定された受取金をお支払いすることにしており、直接的な建物の損壊をトリガーイベントとしていないため、地震による逸失利益や費用損害への補償に役立ちます。

損害証明が不要

地震デリバティブでは、あらかじめ約定した条件に応じて所定の金額をお支払いしますので、損害額の確認を行うことなく、迅速に受取金をお受取いただけます。

長期の安定的な補償

地震デリバティブの契約期間は1年です。ただし、契約期間以外の条件変更なしに毎年契約を更改いただくことにより、通算5年までの補償をご提供します。
この場合、ある地域で地震が発生しても、そのために更改の際のオプション料(オプションの権利に対して付けられる価値のことをいい、ここでは地震デリバティブ契約をお客さまが購入される際の購入価格のことを指しています。)が高くなったり、引受条件が変わったりすることはありません。

具体的なご契約条件

  1. 次の条件をすべて満たす地震(トリガーイベント)が発生すれば、受取金を自動的にお支払いします。
    • 震源が一定地域内にあること
      → 地図に示された15のいずれかの地区(ご契約にあたってお選びいただきます。)で震源の深さ60km以内
    • マグニチュードが一定規模以上であること
      • ※1震源地域とマグニチュード規模につきましては、「対象地域と地震規模」をご参照ください。
      • ※2マグニチュードおよび震源は、原則気象庁が発表する地震発生後15日経過時点で得られる最新の週間地震概況によるものとします。
  2. 受取金額は次のとおり事前に約定させていただきます。
    受取金額=1ユニット1000万円×契約ユニット数
    • 実際のご契約にあたっては、ご契約前に見込み収益等の情報(財務諸表等)をご提出いただき、審査を行います。契約可能と判断される受取金額の上限は売上総利益の2割を目安とさせていただきます(資産形態によって、判断指標を変更する場合があります。)。
  3. オプション料は次のとおりです。
    オプション料=1ユニットあたりオプション料×契約ユニット数
    1ユニットあたりオプション料は、加入地区により異なります。
    (契約を更改される場合は同額のオプション料を毎年お支払いいただく必要があります。)

新規ご加入や保険料見直しのご相談

SJNK13-60500(2014.9.1)

このページは概要を説明したものです。詳しい内容については、取扱代理店または損保ジャパンまでお問い合わせください。

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