弊社は、上記2の事実について、次に掲げる改善事項について取り組んでまいりました。
- (1)保険金支払管理態勢の強化
- 適正な保険金支払業務運営態勢を整備するための「サービスセンター品質向上小委員会」の設置
- 保険金支払に係る内部管理とモニタリングを行う「サービスセンター業務管理部」の新設
- 商品開発部門等との連携を強化する「商品委員会」の設置
- 保険金支払管理の強化に向けた経営資源(要員・システムなど)の投入
- 保険金支払業務要員に対する教育・研修の強化
- (2)生命保険募集管理態勢の強化
- 契約成立経緯など取扱契約の点検の強化
- 営業推進施策の見直し
- コンプライアンス教育の再徹底
- (3)印鑑の取扱いの適正化
- 営業社員・代理店に対するコンプライアンスの徹底
- 内部監査機能・点検制度の強化
- 「お客様の声」データベースの活用
- (4)個人情報管理態勢の強化
- センシティブ情報のコード化などの安全管理措置の強化
- 代理店システムに係る安全管理措置の強化
- (5)監査態勢の強化
- 監査要員の増強と監査手法の高度化
- 監査役と内部監査部門との連携強化
以上のほか、不祥事件調査・処理態勢の強化、海外拠点の管理・監督機能の拡充、相互牽制機能の増強などに取り組んでまいりました。
これら個別対策に加え、内部統制のより一層の強化とコンプライアンスの徹底を図るために、次に掲げる対応策を実施してまいります。
- (1)業務監査・コンプライアンス委員会の設置
再発防止に向けた内部統制システムの強化、保険業法を中心とする法令等遵守態勢の徹底を目的として、従来のコンプライアンス委員会を改組し、外部有識者を中心とする取締役会直轄の「業務監査・コンプライアンス委員会」を設置しました。
- (2)苦情対応態勢の強化
「お客様の声」を徹底的に分析し、実効性の高い再発防止を図るため、要員・機能を強化します。
- (3)監査態勢の強化
内部監査要員と監査役補助者の増強を図ります。
弊社は、不適切事案の発生した都度、当該事案に関する役職員の責任を調査した上で、厳正な社内処分を行ってまいりました。今後、今般の業務改善命令を受けた業務改善計画の策定にあわせて、改めて経営責任の所在を明確にしてまいります。
以上