このページは旧損保ジャパンの情報を掲載しています。
2006年9月29日
株式会社損害保険ジャパン(社長 佐藤正敏)は、本日、金融庁に「付随的な保険金のお支払い漏れについて検証結果ならびに再発防止策の実施状況」を報告しました。
検証結果ならびに再発防止策の実施状況等につきましては以下のとおりです。
付随的な保険金のお支払い漏れを生じさせたことにつきまして、お客さまに多大なご迷惑をおかけし、お客さまからの信頼を損ねる結果となりましたことを、改めまして心よりお詫び申し上げます。
弊社では、今後、再びこのような事態が発生することのないよう、全社一丸となって「損保ジャパン再生プラン」を着実に遂行し、信頼回復に向けてこれまで以上にお客さまの視点でのサービス提供に取り組む所存です。
- <1>調査対象案件
当社は、以下の案件について調査を実施しました。
- (1)主たる保険金の支払対象となる事故が発生したことにより、定額もしくは定率でお支払いする臨時費用保険金等(見舞金、香典、代車費用等)のお支払い状況。
- (2)臨時費用として必ずしも定額もしくは定率でお支払いするものではないものの、ある保険金がお支払い対象となった場合に自動的に支払われる他の保険金のお支払い状況。
- (3)お支払いの要件に極めて高い相関関係がある保険金同士において、いずれか一方の保険金のお支払いがあった場合のもう一方の保険金のお支払い状況。
- <2>検証結果
上記<1>について、あらためて検証を行った結果、保険金の追加的なお支払いが見込まれる案件に関しまして、既に報告しております28,606件に加えて1,045件が追加で判明し、お支払い見込み件数の合計が29,651件となりました。
また、お支払い見込み金額の合計は1,637百万円となりました。
なお、本年9月29日現在、28,582件(96.4%)につきましてはお客さまへのお支払い手続きを完了しています。
- <3>検証内容
当社は、付随的な保険金のお支払い漏れを防止するとともに、迅速かつ適切な保険金のお支払いを確保するために、本年9月1日に品質管理室を設置し、これまでのお支払いデータを再検証するとともに、以下の(1)、(2)の観点を含めて、保険金のお支払い漏れについて再度徹底した検証作業を実施しました。
- (1)お客さまの転居等によりご連絡がとれなかった案件、保険金請求書類の未着、保険金の請求意思の最終確認等により、対応を継続していた案件について、確認に努めてご請求のご案内を行い、最終確認調査を実施しました。
- (2)これまで実施してきた調査項目に加えて、お支払いの要件に極めて高い相関関係がある保険金同士のお支払い状況について、追加調査を実施しました。
今後も品質管理室において、すべての保険金のお支払いについて、お客さまに適切にご案内できているかなど、あらゆる観点から検証を継続的に実施するとともに、全社を挙げて更なる再発防止や改善のために必要な措置について対応してまいります。
今後、検証結果およびお客さまへのお支払い状況等については、当社ホームページにおいて随時公表してまいります。