海外赴任の注意点!海外赴任者向け保険の選び方と出発前に確認したい情報

Point
  • 海外赴任者向けの保険に加入できるのは、日本企業に在籍し海外支店などに駐在する場合
  • 海外赴任が延びた場合を考え、保険期間の延長ができるものが便利
  • 家族の補償範囲をきちんと知っておくことも大切
  • 現地の医療事情についても確認を
  • 損害保険ジャパンでは、【off!】企業パッケージを用意

海外赴任を予定していたり、打診されたりすると、日本とは違う現地での生活に対して、様々な不安を抱くのではないでしょうか。

特に、「赴任先でケガをしたり病気になったりしたらどうすればいいのか?」「医療費は日本より高いのだろうか?」「家族を帯同する場合は、病気やトラブルからどのように守ればいいのか?」など、病気やケガ、トラブルなどに対する備えについて知りたい人が多いようです。

今回は、海外赴任者向けの保険にはどのようなものがあるのか、また、補償内容や選ぶ際のポイント、海外赴任前に確認しておいたほうがいいことなどについて、役立つ情報をご紹介します。

海外赴任者向けの保険とは?一般的な海外旅行保険との違い

海外旅行に行く際は多くの人が海外旅行保険に加入しますが、海外赴任者向けの保険は、それとはどう違うのでしょうか。具体的な補償内容や選ぶ際のポイントについても見ていきましょう。

海外赴任者向け保険の補償内容

海外赴任者向けの保険はいくつかの保険会社で扱っていますが、一般的なのは、海外旅行保険がベースになっているものです。そこに、海外赴任者向けに、帯同する家族の補償や賠償責任、住居・家財など生活用動産の補償などを付けてアレンジしています。
海外赴任者向けの他に、長期出張用の保険を別途扱っている保険会社もあります。

また、海外赴任というと主に、日本の企業に在籍しているケース、海外の企業に現地で採用されたケースがありますが、海外赴任者向けの保険に加入できるのは、日本企業に在籍している人が海外の支店などに駐在して働く場合です。

海外赴任者を対象にした保険の名称は、「駐在保険」「駐在・赴任保険」「海外赴任者保険」などさまざまです。具体的な補償内容は保険会社によって異なりますが、基本となるのは「傷害死亡・後遺障害」「疾病死亡」「治療・救援者費用」「航空機遅延」「一時帰国中補償」「家族総合賠償責任」「生活用動産」などです。

保険会社によっては、歯科治療や自動車運転中の賠償プランなどのオプションを用意している場合もあります。

海外赴任者向けの保険を選ぶときのポイント

いくつかある海外赴任者向け保険の中から、自身に合う保険を選ぶためには、どのような点に注意したらよいのか、ポイントを絞って解説します。

〈海外赴任者向けの保険を選ぶときのポイント〉

  • 保険期間の延長が可能か

    海外赴任者向けの保険は、日本を出発してから赴任が終わって日本に帰国するまでが保険期間となります。当初の予定より海外赴任の期間が延長される場合は、保険期間も延長する必要があります。加入する前に、保険期間の更新は可能かどうか、よく確認しましょう。保険会社によっては、契約満期・更新を知らせるサービスを行っているところもあります。

  • 帯同する家族の補償範囲はどこまでか

    家族も一緒に赴任先に行く場合は、家族向けのプランにも入る必要があります。「傷害死亡・後遺障害」「疾病死亡」「治療・救援者費用」「家族総合賠償責任」など、基本の補償は用意されていますが、契約内容によっては補償範囲に含まれないものもあります。加入の際には、どこまで補償されるのかをよく確認してください。
    一番心配なのは、病気やケガをして治療を受けたり、入院したりしたときの補償です。また、家族が他人に損害を与えたり、他人の物を壊したりしたときの補償、出発日が家族で異なる場合の対応などについても事前によく聞いておきましょう。

  • 病気やケガなど緊急時のサポート体制は万全か

    いくつかの保険会社では、病気やケガ、事故など緊急時に24時間、日本語で相談を受け付けています。さらに、病院の手配やキャッシュレスで治療が受けられるサービス、盗難・賠償事故などの際のサポートなどを行っているところもあります。海外赴任で一番心細くなるのが、病気や事故など緊急事態が発生したときです。加入する際は、緊急時のサポート体制がどこまで充実しているかもよく調べましょう。

  • 保険料の割引など法人向けサービスがあるか

    海外赴任者向けの保険は、社員を派遣する会社が法人として契約する場合もあります。法人向けプランを選ぶ場合は、保険料の割引ほか、渡航者の管理や危機管理など事務作業の軽減につながるサービスがあると会社側の負担を減らすことができます。

海外赴任が決まったら確認したい医療や現地の情報

まず赴任先の「医療情報」「現地情報」などをよく確認しておきましょう。

医療情報

海外の医療費は、日本と比較して高額になることもあります。
損害保険ジャパンの海外旅行保険に加入していた人の事例から、一部を以下に紹介します。

事例1)
20代の女性がシンガポールのホテルのバスルームで転倒し、大腿骨を骨折。10日間入院して治療を受け、その後看護師の付き添いで帰国。支払われた保険金総額は治療費用、看護師の付き添い費用など263万円。

事例2)
20代男性がドイツ滞在中に肺炎にかかり入院。退院後、滞在予定を切り上げて帰国。支払われた保険金総額は入院費用、帰国費用として106万円。

例えば、アメリカ・ニューヨークは特に医療費が高いといわれており、在ニューヨーク日本国総領事館のサイトによると、虫垂炎で入院・手術した場合、1日の入院で約1万米ドル以上(日本円で約104万円以上/1米ドル=104円で換算/2020年12月24日現在)かかります。

赴任先の国によって医療事情、医療費は異なるため、海外赴任が決まったら、まず、現地の医療費や医療体制をチェックしておきましょう。

海外の医療費については、以下の記事を参照してください。

現地情報

海外赴任が決まったら、医療情報の他に住居周辺にはどんな施設があるのか、治安はどうなのかなど周辺の情報をよく調べておくと、赴任先での生活をスムーズにスタートできます。
医療施設やスーパーマーケット、銀行、郵便局など生活に必要な施設は、地図などで確認しておくといいでしょう。

また、実際に赴任先で生活するためには、住居の準備や現地通貨・クレジットカードなど生活費の準備、自動車を使用する場合は国際運転免許証などの準備も必要です。

渡航登録サービス

外務省では、海外渡航者向けに2種類の渡航登録サービスを提供しています。
一つは海外旅行者を対象にした「たびレジ」、もう一つは3か月以上外国に滞在する人向けの「オンライン在留届」です。

海外赴任や海外留学など、3か月以上外国に滞在する人には「在留届」を提出することが法律で義務付けられており、滞在先の大使館・総領事館に提出しなければなりませんが、「オンライン在留届」はインターネット経由で「在留届」を提出できる便利なシステムです。

「在留届」は、緊急事態が発生した際に、大使館・総領事館が安否確認や支援活動などを行うためのものです。「在留届」を提出することで、現地での生活に必要な最新情報がメールで受け取れ、事件・事故に巻き込まれた際は迅速に支援が受けられます。

損害保険ジャパンの【off!】企業パッケージは海外出張と海外赴任に対応

損害保険ジャパンでは、海外出張や海外赴任が多い法人向けに、保険料などがお得な【off!】企業パッケージを用意しています。

これは、海外出張者向け(3か月以内)「新・海外旅行保険【off!(オフ)】」と、駐在員向け(3か月超)「海外旅行総合保険」をセットにした企業向けパッケージ商品です。

【off!】企業パッケージは、以下の3つの特徴を持っています。

  • 保険料が割安
  • 渡航者の通知はインターネットで完了
  • 出張先、赴任先での緊急事態を24時間日本語でサポート

例えば、渡航者が出張者のみの場合、「年間延べ200人・保険期間8日間」で試算すると、店頭で個人が加入するよりも保険料を51%削減できます。
また、渡航者が出張と駐在の場合、「出張/年間延べ500人・保険期間8日間、駐在/年間延べ10人・保険期間1年」で試算すると、店頭で個人が加入するよりも保険料を56%削減できます。

(注)
いずれも、2020年4月1日以降保険始期で補償内容:傷害死亡・後遺障害3,000万、治療費用300万、疾病死亡1,000万、賠償責任3,000万、携行品30万、救援者費用300万にて試算し、比較した結果です。

保険料を安くできるのは、インターネット向け商品であるからです。インターネット経由にすることで削減されたコストを価格に還元しています。
また、3か月以内の海外出張については、行き先に応じて保険料が変わる「地域別リスク細分型」を採用し、保険期間も1日きざみで設定できるようにしています。
さらに、企業向けのパッケージ商品ということで、包括割引の他、海外旅行総合保険(企業包括)にない【off!】企業パッケージ割引5%が適⽤されます。
これらの理由により、これまでよりお得な保険料での提供が可能になりました。

海外出張・海外赴任に対応した法人向けの【off!】企業パッケージについては以下を参照してください。

まとめ

海外赴任者を対象にした保険は、「駐在保険」「駐在・赴任保険」「海外赴任者保険」などさまざま名称で呼ばれています。海外旅行保険をベースにして、そこに、海外赴任者向けに、帯同する家族の補償や賠償責任、住居・家財など生活用動産の補償などを付けてアレンジしているのが一般的です。
選ぶときは、「保険期間の延長が可能か」「帯同する家族の補償範囲はどこまでか」「病気やケガなど緊急時のサポート体制は万全か」「保険料の割引など法人向けサービスがあるか」などに注目するといいでしょう。
損害保険ジャパンでは、海外出張や海外赴任が多い法人向けに、保険料などがお得な【off!】企業パッケージを提供しています。海外出張や海外駐在が多い場合は、一度ご検討してみてはいかがでしょうか。

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