損保ジャパン

ご契約者さまの声

大切にしているのは
『人とのつながり』
自然素材に囲まれた
温もりある空間を演出する
創業40年を迎える建設会社の変遷

株式会社村山建設 代表取締役 比留間 雅尚

代表の趣味はサーフィン。ライフスタイルを楽しむ様子がそのまま企業のカラーとなり、自然素材をふんだんに取り込んで魅力的な空間を生み出している村山建設のブランド「KOMOREBINOOK(コモレビヌック)」。父の会社を引き継いで以来、ナチュラルテイスト、温かみのあるデザインを提案し続ける比留間氏。会社を大きく変えながらも大切にしてきた思いや今後の展望について伺いました。

父親から受け継いだ会社は、紆余曲折を経て徐々に拡大

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「村山建設は、1983年に父が設計事務所兼工務店として武蔵村山市にある自宅で始めた会社でした。その父の会社を継ぐつもりで、父と一緒に仕事をしていたのですが、当時は不動産屋さんの下請け業者として、いわゆる建売と言われるような物件の設計と施工をする仕事がメインでした。約10年修行して建築、設計、デザインなどのことを学ぶうちに、自分の好きなデザインをして、自分の好きなスタイルを作り上げたいという思いが徐々に強くなり、独立することにしました」

と話すのは、村山建設の二代目で現在の代表、比留間雅尚氏。独立とはいっても会社を受け継いだので、その名前を持って利便性の高い立川市に会社を移転させたのです。 「会社の名前を受け継いだと同時に会社の借り入れも引き継いだことで、その分も苦労も多かったですね。ただ、それまでの銀行との健全な取引実績もあったので、それなりに融通をきかせてもらえたというメリットもありました。とはいえ、軌道にのるまでに7~8年はかかりましたね」

と当時を振り返り話してくれました。独立後、仕事が途絶えることはなかったことで、住宅建築に始まり、リノベーション、店舗の内装事業など、好きな仕事の幅を徐々に広げていきました。

やりたかったことは、素材感を活かした空間デザイン

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比留間氏は、村山建設を受け継いだ2012年、村山建設の新たなブランドとして「KOMOREBINOOK(コモレビヌック)」を立ち上げ、かねてから自分の好きだったスタイルを形にしていきます。村山建設の事務所に行くと比留間氏のその思いが一見してわかります。そこには、無垢の木の風合いを生かした温かみのある、居心地の良い空間が広がっていました。風が抜け、太陽の光が降り注ぐ南のリゾートを思い浮かべるようなスペースや、温かくスタイリッシュな木のカウンターも。それは「KOMOREBINOOK」のブランドを象徴するショールーム兼打ち合わせスペースでもあります。

「もともと無垢の木や、自然素材が好きなんです。リサイクルできる材料なども使い、その素材の持つ温かみや美しさを取り入れて最大限に活かしたデザインがKOMOREBINOOKの強みになっています」

木材のやさしい質感をふんだんに活かしたデザインは、立ち上げ当初から人気があり、飲食店や美容室などの店舗の依頼が多かったそうです。現在に至ってはリラックスできる空間演出に、意外なところで、デンタルクリニック、産婦人科など、医療系からのオーダーが増えているそうです。

「おかげさまで仕事は常にあり、事業拡大も視野に入れてはいますが、ここ数年で売り上げが伸び、それに対応する根本的な仕組みづくりがまだできていないのです。まずはその仕組みづくりをして、その次のステップとして事業拡大を考えたいですね」

人から人へつながっていく、広がっていく「縁」を大切に

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その比留間氏に、事業への想いについてうかがってみました。

「仕事をしていく上で、家を建てる人、店を作る人、その人たちの思いを形にすることが大切なことだと思います。家を建てる、お店を開くのは初めてという方がほとんどなので、希望や願望をたくさん考えている方が多いですね。気持ちはわかるのですが、すべてをその通りにしては、デザインのバランスが崩れることもあります。そういう時にはあえてプロの意見を言わせてもらい、お互いの理想に近づけていくことを心がけています」

理想の空間づくりのために、こうしたクライント、依頼主への意見もいとわない比留間氏の姿勢や、出来上がったものへの満足度の高さからか、顧客からの信頼も厚いようです。これらは、建設会社でありながらライフスタイルを提案する「ライフスタイルサポート」企業としての村山建設のスタンスの現れでもあります。また、比留間氏には、大切にしているもうひとつのことがあります。それは『人とのつながり』。

「人との繋がりは一番大切にしていますね。自分の友人、会社の仲間、業者さん、職人さん、クライアントさんも含め、関わるすべての『人』ですね。その人とのつながりはすごく大事だと思っています。みんなご縁でつながっています」

趣味のサーフィンからつながった顧客や、友人を介してクライアントを紹介してもらうことも少なくなく、それがきっかけとなって新しい取引を始めることもあるそうです。
「自分の顧客の縁でご紹介いただいている会社もあります。そこから新規取引が始まり、やがてその先へも広がっていくと思っています。こうしたご縁を大切にしたいので、保険に入ることで安心感が得られます」

Webの活用で広げたいKOMOREBINOOKの可能性

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村山建設とKOMOREBINOOKの今後の展望について、比留間氏はどう考えているのでしょう。

「先ほど少し話しましたが、これまでほとんどの仕事が、『人とのつながり』で形になったものばかりでした。仕事は途切れることなくありましたし…。ところが順調に来ていた仕事が、コロナ禍でパタッとなくなった時期がありました。人脈からの仕事が途絶えたことで、『営業』という部署の必要性が明確になりました。また、これからの時代、WebやSNSが中心になってくるので、ここ2~3年はWeb関連を強化してきました」
こうした努力が少しずつ実を結び始めています。

「おかげで、問合せもすごく増えました。人脈以外の受注が増えてくることはうれしいのですが、施工管理などをまかせられる経験のある人材がまだまだ不足しているのが現状です。うちの会社ほど自由なところはなかなかないと思うのですけどね(笑)」

時代の変化に合わせて、企業としても形を変えながら、「自分の好きなデザインをしたい!」という強い思いから作り、育ててきたKOMOREBINOOKというブランド。今後の飛躍が期待されます。

株式会社村山建設 代表取締役
比留間 雅尚

1976年武蔵村山生まれ。父親である比留間進氏から会社を引き継ぐために2002年に村山建設入社。株式会社村山建設の二代目として代表取締役に就任すると同時に本社を立川市へ移転。以前からやりたかった、店舗のリニューアルやデザインなども手がけ始める。2012年、新ブランド「KOMOREBINOOK」を創設。2023年、得意分野に特化しながら事業内容を徐々に拡大中。

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