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友達の車を運転する際の保険はどうする?
ケース別に詳しく解説

普段車に乗っていなくても、旅行や引越しなどで友達の車を運転する機会があるでしょう。そうした場合の保険はどうすれば良いのでしょうか?
所有者の自動車保険の契約内容によっては、万が一事故を起こしてしまったときに補償されないかもしれません。予期せぬ事態を防ぐためにも、保険について必ず確認しておきましょう。
この記事では、友達の車を運転する際に加入する保険について解説します。どのようなケースで使えるかを具体的に紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- 本記事はすべて2023年11月30日時点の情報に基づいて作成しています。
友達の車を運転する場合、保険の加入は必須?

友達の車を運転する際、友達が加入している保険が自分も補償される内容になっている場合は、保険の加入は必須ではありませんが、別途入っておくことをおすすめします。もし、友達の車を傷つけたり、友達の車で事故を起こしてしまった場合、自分が保険に入っていないと、友達の自動車保険を使って損害の補償をすることになるからです。友達の自動車保険を使えば、ノンフリート等級が下がり、友達の自動車保険料が高くなってしまいます。
仮に、人身事故で自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)の額を超える賠償額が発生し、車の貸し主(友達)が任意保険に未加入だった場合、運転者または貸し主が自己負担をして賠償責任を負うことになります。
つまり、自身の事故によって友達に迷惑がかかるうえに、場合によっては自身にも、多額の賠償金が発生する可能性があるのです。
なお、自動車損害賠償保障法では以下のように定められています。
第二章 自動車損害賠償責任
第3条(自動車損害賠償責任)
自己のために自動車を運行の用に供する者は、その運行によつて他人の生命又は身体を害したときは、これによつて生じた損害を賠償する責に任ずる。
特に、死亡事故を起こした場合には、賠償額が1億円以上となるケースもあります。
こうした理由から、友達の車を運転する際には「運転者自身が保険へ加入すること」をおすすめしています。
友達の車を運転する際に加入する保険の種類

友達の車を運転するときには、次のいずれかの保険へ加入することをご検討ください。
- 自動車保険の他車運転特約
- ドライバー保険
- 1日自動車保険
どの保険もそれぞれ特徴があるため、加入前に詳細を確認しておきましょう。
他車運転特約
ご自身が車を保有していて自動車保険に加入している場合、「他車運転特約」が付帯されているかを確認しましょう。他車運転特約は、友達や知人の車、またはレンタカーや代車などを運転中に事故を起こした場合に使用することができる特約です。他車運転特約を使えば、自分の保険から損害賠償金が支払われるため、友達の自動車保険のノンフリート等級には影響がありません。
他車運転特約は「自家用8車種に限定される」などの条件もあるため、事前に確認しておきましょう。
「自家用8車種」とは、以下のタイプの車を指します。

なお、配偶者の自動車保険に他車運転特約が付帯されており、ご自身も運転者の範囲の条件を満たしている場合は、その保険を使用することができます。ご自身が運転者の範囲の条件を満たしているかどうかを確認するポイントは、運転者の範囲が「本人・配偶者限定」または「限定なし」となっているか、年齢条件を満たしているか、となります。例えば、夫の自動車保険に他車運転特約が付帯されており、「本人・配偶者限定」で年齢条件も満たしている場合、妻は友達の車を借りて運転した際に夫の自動車保険に付帯されている他車運転特約を使えます。
友達等の車を借りる際は、自身や家族が加入している自動車保険について、補償の適用範囲がどうなっているかを事前に確認しましょう。
ドライバー保険
「ドライバー保険」とは、記名被保険者が他人の車を借りて運転した際に起こした事故を補償する自動車保険のことです。記名被保険者とは、保険証券など記名被保険者欄に記載された「補償対象となる方」を指します。
ドライバー保険に加入できるのは、免許は持っているものの自家用車を持っていない方です。通常、自動車保険は車とリンクしていますが、ドライバー保険は運転する方とリンクしています。
ドライバー保険は基本的に年単位での契約になります。日常的に友達から車を借りる 場合は、ドライバー保険への加入がおすすめです。
1日自動車保険
1日だけ運転する場合であれば、「1日自動車保険」へ加入しましょう。1日自動車保険とは、家族や友達の車を運転して事故が起きた際に、1日限定で補償してくれる保険です。
1日自動車保険の補償内容・加入方法などは、保険会社によって異なります。例えば、損保ジャパンが提供する「乗るピタ!」は、12時間単位で加入が可能です。
1日自動車保険は、利用できる車種などに制限があります。「乗るピタ!」の場合、以下1~4をすべて満たしている必要があります。
-
借りる車の用途車種について、以下のいずれかに該当すること
- 自家用普通乗用車(3ナンバー)
- 自家用小型乗用車(5ナンバーまたは7ナンバー)
- 自家用軽四輪乗用車(5ナンバーまたは7ナンバー)
-
借りる車の所有者について、以下に該当しないこと
- 運転者ご本人またはその配偶者が所有する車※1
- 運転者ご本人が役員となっている法人の所有する※1
- ※1
- 「所有する車」には、所有権留保条項付売買契約により購入した車および1年以上を期間とする貸借契約により借り受けた車を含みます。
-
勤務先の業務のために使用する車ではないこと
(例:勤務先の社有車を仕事で使用するなど) -
借りる車について、以下に該当しないこと
- レンタカーやカーシェアリングとして利用する車※2
- ハイクラスの車※3
- ナンバーの分類番号が8で始まる車(8ナンバー)
- ※2
- 道路運送法(昭和26年法律第183号)第80条(有償貸渡し)第1項に基づき業として有償で貸渡しすることの許可を受けた自家用自動車をいいます。
- ※3
- ハイクラスの車とは、車名が以下に該当するものです。
NSX、アストンマーティン、センチュリー、ダイムラー、フェラーリ、ベントレー、マイバッハ、マセラティ、ランボルギーニ、ロールスロイス
借りようとしている車が上記の対象に当てはまるか、事前に確認しておきましょう。
【ケース別】友達の車を運転する場合
ここからは、友達の車を運転する際の1日自動車保険に加入しておくと良い具体例を紹介します。日帰り旅行や大学の卒業旅行、引越し、帰省などで友達の車を運転する予定がある方は、理解しておきましょう。
ケース1. 友達と日帰り旅行に行く場合

日帰り旅行に出かける場合、友達の車を借りて運転したり、自分と友達で交代しながらドライブしたりするケースが想定されます。
1日自動車保険に加入していれば、事故に遭われてもっても1日自動車保険を使って保険金の支払いを受けられます。車の持ち主の保険を使わないため、翌年の保険料は上がらず、友達に迷惑をかけずに済むでしょう。
また、複数人で交代して運転する場合でも補償が可能な特約を提供している保険もあります。
ケース2. 友達と泊まりがけで旅行に行く場合

友達と泊まりがけで旅行をする際も、日帰り旅行と同様、保険加入をおすすめします。もし1日自動車保険に入る場合は、運転する予定の期間が保険期間に含まれるように契約しましょう。
なお、契約期間中に契約期間を変更することはできません。契約期間を変更したい場合は、「ご利用終了日時」を「ご利用開始日時」とする、新規契約の申し込みを改めて行ってください。
1日自動車保険のなかには、1日だけでなく、数日まとめて申し込みが可能なものもあります。
ケース3. 友達に引越しを手伝ってもらう場合

一人暮らしを始める場合など、節約のために友達に引越しを手伝ってもらう方もいるのではないでしょうか。専門業者に頼まず自身で引越しを行う際には、荷物をキャスター付きの台車に入れて車まで運び、荷物を積んだ車で新居に向かいます。
引越しで友達の車を使い、自身が運転して荷物を運ぶのを手伝う場合でも、基本的に保険に入っていた方が良いでしょう。敷地内の運転が中心であっても、公道を走るのであれば短い距離でも保険に加入しておく必要があります。
ただし、レンタカーを借りる場合はレンタカー契約時に保険に加入することができるため、基本的に1日自動車保険に加入する必要はありません。
ケース4. 恋人とドライブデートする場合

恋人の車でドライブデートをするケースでは、恋人が加入している自動車保険で補償される運転者の範囲が「本人のみ」の可能性があるので、恋人の車の運転を途中で交替する可能性がある場合は、事前に保険へ加入しましょう。
また、自分の保険に他車運転特約が付いている場合は、仮に恋人の車で事故を起こしても、自分の保険から補償されます。
恋人の車を運転する前に、自身や恋人の車で入っている自動車保険の内容を把握しておきましょう。
ケース5. 帰省時に車を借りる場合

自宅から実家までの距離があまり遠くない場合、公共交通機関を利用せず、友達の車を使って帰省する方もいるでしょう。また、帰省して地元の友達と遊ぶ際に、友達の車を運転するケースもあるかもしれません。
帰省時に車を一時的に友達から借りる場合も、保険への加入をおすすめします。数日間まとめて加入すると、帰省期間中は補償が継続します。
なお、友達から借りる場合と親から借りる場合では確認すべき事項が異なります。親の車を借りる場合については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
友達の車を運転する際は必ず保険へ加入しよう
友達の車を運転する際は、加入している保険の補償範囲を必ず確認しましょう。知らずに事故を起こすことで、友達に多大な迷惑をかけてしまう可能性があります。
もし、1日や数日限定で友達から車を借りるなら、損保ジャパンの1日自動車保険「乗るピタ!」がおすすめです。必要な分だけ補償されるため、保険料がお得になります。
12時間650円から利用できるうえに、自宅からスマートフォンやパソコンで簡単に加入できる点も特長です。例えば、引越しの手伝いで24時間もかからない場合や、友達との旅行で帰りだけ運転する予定の場合には、12時間のみで契約できます。
また、1回の申し込みで最大7日間(168時間※)まで契約が可能です。
- 7日間(168時間)を超える場合は、ご利用終了日時をご利用開始日時とする新規契約の申し込みを行います
友達の車を運転する際は、ぜひ「乗るピタ!」をご利用ください。
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