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親の車を借りる際に保険は必要?
家族の車を運転する場合の注意点

親の車を借りる際に保険は必要?家族の車を運転する場合の注意点

普段の生活では車を使わなくても、実家への帰省時や、旅行に出かけた際に運転することがあるかもしれません。一人暮らしを始めるにあたり、キャスター付きの台車では大きな家具や荷物を運びきれないため車で引越しをするなど、一時的に親の車を借りなければならないケースも出てくるのではないでしょうか。

もしも車で荷物を運んでいる最中に車をぶつけたりしても、車の持ち主が加入している自動車保険の契約内容によっては、事故の際に補償が受けられない場合があります。親の任意保険の補償対象に自分が入っているかを確認すると共に、必要に応じて「他車運転特約」や「1日自動車保険」の利用が欠かせません。

本記事では、家族の車を借りて運転する際の、保険に関する注意点や確認事項について説明します。万一の事故に備え、保険に関する知識を備えておきましょう。

  • 本記事はすべて2023年11月30日時点の情報に基づいて作成しています。

親の車を借りる場合の保険について

親の車を借りる場合の保険について

親の車を借りて事故を起こしてしまった場合、親の加入する自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)を使うことになります。

ただし、自賠責保険の対象となるのは人身事故のみで、対物賠償や自身への補償には使えません。また、上限額が定められており、超過分は別途、用意が必要です。

親が任意保険に加入している場合は、相手方への賠償、自身のケガ、運転している車を補償できることもあります。任意保険は運転者の範囲等が定められていることがあるため、以下に挙げる条件を確認しましょう。

記名被保険者

記名被保険者とは、自動車保険の対象となる車を多く利用する人を指します。

保険の契約者は、記名被保険者や車の所有者と同じである必要はありません。そのため、例えば子どもが記名被保険者の場合に、その親が保険の契約者となることも可能です。記名被保険者は、多くの場合「契約者」「契約者の配偶者」「契約者または親族」などに設定されます。

事故の際には、記名被保険者と対象になっている運転者が補償を受けられます。

記名被保険者が自身ではない場合、運転者の範囲と年齢条件をみて、保険の対象に該当するかを確認しましょう。

運転者の範囲

運転者の範囲が「限定なし」であれば、子どもも含まれます。ただし、「本人限定」や「本人・配偶者限定」の場合、子どもは対象外となるため、親の車を借りる際は、親が加入している任意保険は使えません。

子どもが免許を持っていない場合、運転者の範囲が「本人限定」や「本人・配偶者限定」になっている可能性があります。新たに免許を取得して親の車を借りることになったら、運転者の範囲を確認し、場合によっては運転者の範囲の変更をする必要があります。

年齢条件

運転者が被保険者として認められる年齢条件をクリアしていることが不可欠です。運転者の範囲が「限定なし」となっており、運転者限定の条件を満たしていても、年齢条件を満たしていなければ補償の対象になりません。つまり、運転者の範囲と年齢条件を共に満たしていなければ、親の任意保険は使えなくなってしまいます。

例えば、親と同居している子どもの年齢が20歳の場合、運転者の範囲が「限定なし」でも、年齢条件が35歳以上になっていると、子どもが運転している間の事故は対象外です。

親の車を借りる際に、自分の保険を使うには?

親の車を借りる際に、自分の保険を使うには?

先に紹介した内容は、親の車を借りて、親の任意保険を使うケースです。

親の車を借りて自分の保険を使いたい場合や、親の任意保険の補償範囲に自身が含まれていない場合は、次のどちらかを利用することをおすすめします。

  • 他車運転特約(別居の場合のみ)
  • 1日自動車保険

この2種類について、詳しく見ていきましょう。

他車運転特約を利用する(親と同居していない場合のみ)

他車運転特約とは、契約車以外の車両を運転して起こしてしまった事故を補償の対象とする特約です。自分も車を所有しており、自身の自動車保険に「他車運転特約」を付けている場合、親の車を借りて事故を起こしたとしても、借りた本人の保険を使えます。

ただし、他車運転特約は、親と同居している場合は適用外となるため注意しましょう。

1日自動車保険に加入する(親と同居していても可能)

1日だけ運転する場合であれば、「1日自動車保険」への加入がおすすめです。

「1日自動車保険」は1日単位で入れる自動車保険で、親や友人の車を借りて運転する場合に加入でき、万一事故を起こした場合にも、修理費用や代車費用などが補償されます。他車運転特約は別居に限定されますが、1日自動車保険の場合では基本的に、親と同居・別居に関わらず対象となることが特徴です。

加入方法や補償範囲などはサービスによって異なります。例えば、損保ジャパンが提供する「乗るピタ!」は、1日12時間から時間単位で加入できる保険です。

各保険会社のサービス内容や特徴を把握したうえで、申し込みを検討しましょう。

乗るピタ!

親の車を借りる際には必ず保険の確認を

親の車を借りて運転する場合には、自分が補償対象に該当するか、契約内容の確認が必要です。仮に、親の加入する任意保険の適用範囲に自分が含まれておらず、自賠責保険でまかなえない事故を起こしてしまった場合、多額の賠償金を捻出しなければなりません。

万が一の事故に備えて、帰省時や旅行、引越しで荷物を運ぶなど一時的に親の車を借りる際には、「1日自動車保険」への加入がおすすめです。

損保ジャパンの1日自動車保険「乗るピタ!」であれば、12時間650円から加入でき、自宅からスマートフォンやパソコンで簡単に手続きが完了します。

親の車を借りるときは、任意保険の補償対象であるかをチェックすると共に、必要であれば「1日自動車保険」に加入し、安心して運転しましょう。

乗るピタ!

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