海外旅行保険の契約証の携帯は必要?インターネットで確認できると安心

Point
  • 保険は保険証券などが手元になくても、契約が成立していれば補償を受けることができる
  • 日本の健康保険証は海外の医療機関では使えないが、自宅と空港間のトラブルに備えて所持しておくと安心
  • 帰国のための渡航書の申請には戸籍謄本が必要
  • インターネットでの保険証券はスクリーンショットなどの画像データや印刷などで所持するとよい

海外旅行中に事故や病気にあった場合、ちょっとした治療でも高額の医療費を請求されることがあるので、海外旅行保険に加入しておくと安心です。しかし、慣れない国でトラブルにあったとき、どのような対応を行えばよいのでしょうか。
この記事では、海外旅行保険に加入したが保険証書を忘れてしまった場合や、クレジットカードに付帯している海外旅行保険の注意点、トラブルに備えて持っていくとよい書類やその形態について紹介します。

海外旅行保険の保険証を忘れたら?内容が確認できればOK

海外に旅行するとき、万が一に備え、海外旅行保険に加入する人は多いでしょう。では、トラブルにあってしまったとき、加入した保険の契約証や保険証券などを忘れたり、紛失したりした場合はどうすればいいのでしょうか。

保険会社の海外旅行保険の場合

海外旅行保険に限らず、保険を契約すると契約期間や金額などを具体的に示した証書が保険会社より発行されます。この証書を保険証券や保険証書などといいます。
保険証券などが手元になくても、契約が成立していれば補償を受けることができます。海外旅行保険も同じく補償を受けることができますが、慣れない国での治療にはサポートが必要になることも多いので、相談できる保険会社の連絡先を控えておくと安心です。その際、保険契約時に発行される「証券番号」があるとスムーズに対応してもらえます。また、キャッシュレス治療などの場合は、病院に行く前に連絡を行わないといけない保険もあるので、自身が加入した保険の補償内容は確認しておきましょう。
保険会社の連絡先や事故後の対応方法は、保険証券と一緒に送付されるハンドブックやインターネットページなどに記載されています。旅行中で事故にあったときの対応方法について、まとめて持っておくとよいでしょう。

クレジットカード付帯の海外旅行保険の場合

クレジットカードには、海外旅行保険が付帯されているものがあります。加入の手間や別途費用がいらないため、利用している人も多いかもしれません。
しかし、クレジットカード付帯の海外旅行保険にはいくつか注意点があるので、仕組みを正しく確認しておきましょう。
クレジットカード付帯の保険は、「自動付帯」と「利用付帯」の2種類に分かれています。
自動付帯は、クレジットカードを持っているだけで補償を受けることができる保険で、利用付帯は航空機のチケット代やツアー代金、公共交通機関を使った空港までの移動などをクレジットカードで支払いをした場合に対象になる保険です。カードによって対象条件が異なるため、利用前に確認をしておくといいでしょう。

クレジットカード付帯の保険は、加入の手間がかかりませんが必要な補償が不足している可能性があります。どのような補償がついているのか、どこへ連絡を行えばよいのか、なにが必要になるのかなどを事前に確認しておきましょう。

海外旅行で日本の健康保険証は使える?持っていく書類

海外旅行には、証券番号や相談できる連絡先を控えて、海外旅行保険付帯のクレジットカードなどを持っていれば安心なのは分かりましたが、他にも必要な書類はあるのでしょうか。ここでは、トラブルが起こったときにあると便利な書類を紹介します。

海外旅行に日本の健康保険証は持っていこう

海外旅行には、必要のないものは持ちたくない、特に大切な書類は紛失防止のためにも最低限にしたいと考える人も多いのではないでしょうか。持っていくか迷うものの一つに「健康保険証」があると思います。
日本の健康保険組合や市町村が発行している健康保険証は、海外の病院を受診するときには使うことができません。身分証明書としても適用されないため、海外旅行に健康保険証は不要と思いがちですが、出発前や帰国後の日本国内の移動時にケガや病気のトラブルなどで使うこともあります。
例えば、国際線のある空港までの移動が長く体調を崩したり、急な事故に巻き込まれてケガをしたり、小さな子どもの急な発熱なども考えられます。健康保険証がないと、医療費が全額現金負担な上、後日返金手続きのために病院を訪れる必要があります。不要な出費や手間を避けるためにも、健康保険証は持っていくと安心でしょう。

また、海外旅行中に現地で受けた医療費の一部が、公的保険から還付される「海外療養費制度」もあります。
申請は帰国後に行いますが、このような制度が使えることも知っておくといいでしょう。

運転免許証や戸籍謄本があると安心

海外旅行で必要となるパスポートは、世界中どこでも通用する大切な身分証明書です。パスポートが盗難・紛失・焼失などしてしまうと、旅行が中断してしまうだけでなく犯罪やトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。そのため、紛失したら早急に手続きを行いましょう。戸籍謄本や運転免許証は、本人確認、渡航書の申請などで必要となります。

パスポートの紛失に気がついたら、警察で紛失届出を立証する書類か消防署で罹災証明書などを発行してもらい、日本の大使館・領事館に紛失したパスポートの失効手続きを行います。その際に、以下の書類が必要です。

  • 紛失一般旅券等届出書
  • 警察署の発行した紛失届出を立証する書類又は消防署等の発行した罹災証明書等
  • その他、本人確認書類など

その後、帰国するために「帰国のための渡航書」の発行手続きを行います。帰国のための渡航書を申請するためには、以下の書類が必要です。

  • 渡航書発給申請書
  • 戸籍謄本又は抄本
  • 写真
  • その他、帰国日程が確認できる書類

国や地域によっては本人確認として使えなかったり、必要なかったりもしますが、海外から戸籍謄本の申請を行うのは手間がかかるので、万が一に備え持っておくと安心です。ただし、戸籍謄本や写真は6か月以内に発行・撮影されたものになるので注意してください。
帰国のための渡航書とは日本への帰国が目的とされた渡航文書のため、周遊は認められず、楽しい旅行を中断して帰国しなければなりません。パスポートや貴重品の管理にはくれぐれも注意しましょう。

また、海外旅行中に自動車などの運転をしたい場合は旅行前に「国際免許証」を取得しておくといいでしょう。

健康保険証や戸籍謄本などは、パスポートと違い旅行中に使うことはほぼありませんが、大切な書類なので保管場所には注意してください。飛行機では手荷物として、ホテルでは金庫などに貴重品として、パスポートとは別に保管しておくのをおすすめします。

新・海外旅行保険【off!(オフ)】の保険証は、WEB契約証

海外旅行に行くとき、トラブルに備えて持っておくとよい書類が分かったと思います。ここでは、実際にトラブルが起きたとき、すぐに契約内容の確認ができる「新・海外旅行保険【off!(オフ)】」のWEB契約証について紹介します。

契約内容はWEB契約証で確認しよう

損害保険ジャパンの新・海外旅行保険【off!(オフ)】の保険証券は、どのようなプランでも契約した内容をインターネットで確認することができるWEB契約証になります。
保険のお申込みは、出発日の45日前から当日まで行え、契約成立後からWEB契約証のダウンロードが可能です。出発日当日でも簡単に海外旅行保険に加入できます。

WEB契約証の確認方法は、マイページにログイン後、マイページメニューの「新・海外旅行保険【off!】契約内容の確認・契約内容変更」をクリックすると、契約している保険一覧が表示されます。
「WEB契約証」をクリックすると契約内容の確認が行え、契約証には日本語と英語で表記がされています。詳しい補償内容については、同じくマイページに掲載しているポケットガイドを確認してください。

現地にはWEB契約証をスマートフォンに保存して持っていく

手軽に契約や補償内容の確認が行えるWEB契約証ですが、旅行する国によってインターネット環境が整ってない可能性があります。トラブルが発生して、必要なときに補償内容の確認ができなかったり、連絡先が分からずサポートサービスを使えなかったりしないためにも、ローカルでも確認できるよう準備しておきましょう。

WEB契約証のPDFデータをダウンロードして保存・所持しておくのもよいですが、手軽なのはスマートフォンに契約証の画面をスクリーンショットで保存しておくことです。画像を開くだけですぐに必要な情報を手に入れることができます。
契約証を紙媒体で所持したい場合は、ダウンロードしたWEB契約証を印刷してください。新・海外旅行保険【off!(オフ)】では、現在保険契約証の郵送サービスを行っていません。

まとめ

海外旅行でケガや病気などのトラブルにあったときに役立つ海外旅行保険は、契約が成立していれば保険証券が手元になくても補償を受けることができます。しかし、補償内容の確認や慣れない国の治療でサポートが必要になることを考え、問い合わせ先や証券番号を控えておくといいでしょう。
日本の健康保険証は海外の医療機関で使うことはできませんが、自宅と空港の移動間で事故や病気にあう可能性もあるので、所持しておくと安心です。海外旅行中の身分証明書であるパスポートを紛失してしまったら、早急に大使館や領事館でパスポートの失効手続きを行いましょう。帰国のための渡航書の申請には戸籍謄本が必要です。
損害保険ジャパンの新・海外旅行保険【off!(オフ)】では、契約内容がインターネットで確認できるものは、WEB契約証です。スクリーンショットで画像データとして持ち歩いたり、ダウンロードを行い印刷したり、自身が使いやすく安心できる方法で契約証の所持を行いましょう。

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