70歳以上でもインターネットで加入できる海外旅行保険はある?加入の方法と注意点

- Point
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- 70歳以上でも入れる海外旅行保険はある
- クレジットカードがあれば70歳以上でもインターネットで契約ができる
- クレジットカードがない場合には持っている家族などに契約をしてもらうことができる
- 保険商品によっては年齢制限がある場合もあるので契約前に確認を
- 持病や既往症によっては加入できない場合もある
- 持病や既往症がある人はとくに「救援費用特約」があると安心
- シニア層は現地だけではなく、往復の移動時にも体調管理が大切
- シニア層は高額医療事故が多い
- 70歳以上でもご家族プランに加入が可能
普段は元気でも、「慣れない旅先で疲れから体調を崩した」、「食べ物が合わずにお腹を壊した」、「観光中やホテルで転倒をしてケガをしてしまった」ということはよくあることです。
そんな時のために入っておきたいのが海外旅行保険ですが、
「加入には年齢制限がある?」
「持病があるけれど海外旅行保険の契約ができるのだろうか」
「年齢によって保険料が高くなるのでは?」
などが気になる点だと思います。
70歳以上でも加入OKな海外旅行保険や、シニア層が海外旅行で気を付けたい点などを紹介します。
海外旅行保険は70歳以上でも加入可能。インターネットもOK
体調に不安を持ちやすい世代だからこそ、海外旅行保険に入っておきたいところです。実際に年齢制限はあるかどうか、解説します。
年齢によって保険料が変わるのか?
商品によりますが70歳以上でも入れる海外旅行保険はあります。その場合、年齢によって保険料が変わることはほぼありません。
ただし、年齢では変わらずとも、補償内容や渡航先によって保険料は変わったりするので、商品の注意事項をよく読みつつ検討してください。
クレジットカードがあればインターネット経由で加入も可能
海外旅行保険は代理店、空港のカウンター、そしてインターネットを通じて申し込めます。中でも手軽さが魅力なのが、インターネットから申し込むタイプのものです。補償内容について家でじっくりと検討ができ、インターネット割引など、お得になるものもあります。
70歳以上でもインターネットで販売している海外旅行保険への加入は可能です。ただし、加入するためには決済用のクレジットカードが必要となります。万が一、お持ちでない場合でも、クレジットカードを持っている人に契約してもらえば加入ができます。
その場合、クレジットカードを持っている人が契約者となり、実際に旅行をする人は被保険者となります。契約者が旅行者に代わって申し込む場合には、必ず旅行者の同意が必要です。また、このようなケースの場合、保険金額に上限が設けられている場合があるので、事前にきちんと確認を行ってください。
70歳以上の人が海外旅行保険に加入する際に注意したいこと
加入にあたってはさまざまな契約条件があり、年齢に上限を設けている保険商品もあります。また、持病などによっても条件があるので、必ずチェックしてください。
年齢制限がある商品に注意
先ほど、海外旅行保険は年齢に関係なく加入できると記述しましたが、インターネットでの加入の場合、保険商品によっては、年齢制限があります。
また、年齢によって補償の金額に上限があり、選べるプランが減る場合があります。
例えば
- A社の場合70歳以上は申込不可
- B社の場合、通常は3つ以上の契約タイプがあるが、85歳以上は1プランのみ
などのような具合です。
ちなみに、海外旅行保険の加入条件における年齢とは、出発時のものです。例えば9月1日に自宅を出発し、5日に帰宅する予定であれば、9月1日時点での年齢が適用されます。
持病や既往症があるケース
持病や既往症を持っている場合、海外旅行保険に加入できるのでしょうか。
年齢制限がない場合でも、持病や既往症があり通院中・治療中や薬の服用中の場合、海外旅行保険に加入できないケースが多くあります。
ただし、すべての持病や既往症がだめというわけではありません。
かぜ、インフルエンザ、ぜんそく、骨粗しょう症、緑内障、高血圧、糖尿病、前立腺肥大症、高脂血症など、過去に患ったことがある、もしくは現在も継続して治療中の場合でも、海外旅行保険に加入できる可能性のある疾病はあります。
保険の商品によって条件は異なりますので、必ずご確認ください。また、加入はできても旅行前から治療や服薬をしている場合の既往症・持病については、補償の対象とはならないということも念頭に置いておく必要があります。
もし、持病や既往症が心配な場合には、「救援費用特約」が付帯していると、持病が悪化した場合に日本からの救援者の費用や、治療を継続しなくてはいけない場合の海外から日本までの移送費用などをまかなうことができて安心です。
ちなみに、持病・既往症がある場合、契約時に告知をする必要があります。事実と異なることを告げると告知義務違反となり、その後に修正を行わなかった場合、保険金の支払いを受けられないケースもあります。
安心して海外旅行へ出発するには
長時間のフライトや、日本とは大きく変わる海外の環境、旅の疲れにより、体調を崩す人は大勢います。また、風景に気を取られて転倒するなど、思わぬ事故にあうことも多くあります。そこで、シニア層にとって旅行中に注意したい点についてご紹介します。
機内や渡航先でシニア層が気をつけるべき点
旅行中に気を付けなくてはいけないポイントは、旅行先だけではありません。往復の移動中にも注意をしたいものです。
<飛行機の中>
- 機内は冷えたり乾燥したりします。冷えについては機内で借りられるブランケットのほか、自身でも羽織るものを用意しておくと便利です。乾燥についてはマスクを着用したり、適度な水分補給を忘れたりしないようにしましょう。
- エコノミー症候群にならないように、ときどき体を動かすようにします。無理のない範囲でトイレに立つ、足の上げ下ろしなどにより血行を促す運動を行うのがおすすめです。
- 心臓疾患や、中耳炎の危険性があるので、飛行機での気圧の変化などに注意します。
- 航空会社が行っているシニア向けサービスを利用するのも手です。
<現地>
- 時差ボケにより体調を崩す人も大勢います。とくに到着した日は無理のないスケジュールにするようにしましょう。
- 転倒に気を付けてください。国によっては道の段差や凸凹で歩きにくかったりすることがあるので注意しましょう。
- 海外旅行でかかりやすいもののひとつが下痢です。食べ物に気を付け、飲み水もミネラルウォーターを利用してください。
- 携行品に注意してください。ひったくりにあってお金を取られるだけではなく、カバンを引っ張られたはずみで転倒をする場合もあります。
- スケジュールにはできるだけ余裕をもたせるようにしましょう。オプショナルツアーを申し込んでいたとしても、体調が悪いときには無理をしないようにします。
シニア層に多くみられる高額医療費用事故
現在、国内外問わず旅行を楽しむシニア層が多くいます。
海外旅行中の高額医療費用事故にあわれた人ではシニア層の割合が高く、若年層の約4倍になっています。
脳卒中、心疾患、転倒による骨折が多いのがシニア層の特徴です。なかでも転倒によるケガは若年層よりも比較的に重症化するケースもあり、早い段階で的確な対処が必要です。
高額医療費となると現地で支払うのにも限界がありますので、海外旅行保険へ加入しておくことはとても重要です。海外旅行保険に入っていると保険会社が直接、医療費を払ってくれるキャッシュレスサービス(医療アシスタンスサービス)もあるので便利です。
もしもに備える海外旅行保険の加入がおすすめ
シニア層の海外旅行は、リスクに備えて海外旅行保険への加入がおすすめです。高額医療費へのカバーや、いざというときに電話で相談できる安心感もあります。
例えば、海外には日本の在外公館がありますが、医療費や救援費用、盗難被害などの立て替えなどは行っていません。また、日本の公的医療保険の「海外療養費制度」もありますが、全額をカバーというわけではない上に、手続きに時間がかかります。
いざというときに、大きな負担にならないためにも、外務省でも海外旅行保険への加入を推奨しています。
70歳以上でもインターネット加入OKの新・海外旅行保険【off!(オフ)】
旅行では何があるか分からないからこそ、海外旅行保険への加入は大切です。新・海外旅行保険【off!(オフ)】ならば年齢制限なしで加入ができるので安心です。
年齢制限なし!出発日当日まで申込み可能
年齢に関係なく加入ができる新・海外旅行保険【off!(オフ)】には以下のような特長があります。
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年齢制限がなくインターネット加入OK(諸条件あり)
インターネット申込みならではの割引もあります。
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45日前から出発当日まで加入が可能
当日でも加入が可能なので、うっかり忘れていても大丈夫です。
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保険期間は最大92日間
短期の旅行から長期の滞在までカバーしてくれます。たとえば、ゆったりとした日程の船旅にも適しています。
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海外旅行を目的として自宅を出発してから、帰宅するまでを補償
家と空港との間で事故にあってケガをするケースもあります。持ちなれない大きなスーツケースを運んでいるうちに転倒してしまうこともあります。新・海外旅行保険【off!(オフ)】は帰宅までしっかり守ってくれます。
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オーダーメイドで補償を選べる(不安な点を手厚くカバー)
医療費用や傷害死亡、救援者費用、賠償責任などが一つのパッケージになったプランをよく見かけますが、人によって手厚くしたいところは異なるもの。例えば、死亡補償は低くして、その分、医療費を手厚くしたいこともあります。新・海外旅行保険【off!(オフ)】ならば、自分にあわせてオーダーメイドで補償を選ぶことができます。
ほかにも24時間日本語対応やかけつける家族へのサポートなど、安心のサービスが多いという点でも、シニア層の旅行に適しています。
同居のご家族とまとめてご加入でお得
家族で旅行する場合、年齢に関係なく家族でまとめて一つの保険契約として加入したほうがお得です。「賠償責任」や「携行品損害」「救援者費用」などを家族で共有できるため、総合的に保険料を低く抑えることができます。
一緒に契約できる条件としては同じ旅行行程であることが挙げられます。同じ渡航先であり、自宅の出発日と帰宅日、搭乗する航空機や船舶、そして宿泊がすべて同じでなくてはなりません。
また、家族の範囲は以下のとおりです。
- 配偶者(新婚旅行後に婚姻の届出を行う方を含みます)
- 同居の親族
- 別居の未婚のお子さま
損害保険ジャパンの「新・海外旅行保険【off!(オフ)】」であれば、70歳以上でもご契約いただけます。同行するご家族と入れるお得なご家族プランもあります。シニア層だからこそ、いざというときのために海外旅行保険は大切です。
まとめ
旅行を楽しむシニア層が心配になるのが海外旅行保険の加入条件ですが、70歳以上でも入れる保険商品はあるので安心です。ただし、年齢により入れない保険商品があったり、補償内容に違いがあったりする場合があるので、加入の申込み前にしっかりと確認しましょう。
シニア層の場合、海外で高額医療費用事故の割合も高くなっています。海外旅行保険にしっかりと入っておきたいところです。