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SOMPO P&Cのグローバルリスク管理:SOMPOワールドワイドプログラム

グローバル化が加速する現代において、企業は世界各地で事業を展開し、多様なリスクに直面しています。これらのリスクを包括的に管理し、事業の安定的な運営を支えるためには、ワールドワイドな損害保険プログラムの活用が不可欠です。
SOMPOグループではそのニーズに応えるため、海外展開する事業、子会社を包括的にカバーする「ワールドワイドプログラム」を提供しています。
SOMPOグループは、2025年度より国内損保事業と海外保険事業を「SOMPO P&C」に集約。事業や地域の枠を超えた連携をさらに強化し、グローバル企業のリスクマネジメントをご支援いたします。
160か国以上で専門性の高い損害保険の引受・損害保険サービスを提供する「ワールドワイドプログラム」
SOMPOグループが提供する「ワールドワイドプログラム」は、グローバルに事業を展開するお客さま向けに海外・国内リスクを包括的にカバーする損害保険プログラムです。各国のローカルポリシーで手配しきれない補償を、日本で発行するマスターポリシーでカバーすることで、グローバルリスクを日本から補完、管理することが可能となります。
ワールドワイドプログラムの仕組み
ローカルポリシー・マスターポリシーとは
・ローカルポリシー
現地法人所在国において免許を保有する保険会社により発行される保険証券のこと。各国における付保規制や税法等を遵守し、損害保険手配の手続きや、事故発生時の対応サービスを現地で迅速に提供するために欠かせないものです。
・マスターポリシー
日本において発行される保険証券のこと。日本で発生した損害を担保すると同時に、条件差保険として、各国のローカルポリシーで補償されない損害に対するバックアップ機能を提供します。
SOMPOグループの「ワールドワイドプログラム」は幅広い地域でローカルポリシー・マスターポリシー双方をカバーできる守備範囲の広さが強みです。
SOMPOグループの「ワールドワイドプログラム」導入のメリット
「ワールドワイドプログラム」を導入いただくと、次のようなメリットがあります。国ごとの対応にかかるリソースやコストに煩わされず、最適な形でリスク対策を採ることができます。
- お客さまグループ全体のリスク管理体制の構築
- グループ統一保険条件の手配、保険契約漏れの回避
- 各国付保規制・税務等のコンプライアンスの順守
- グループ保険一括購買によるスケールメリット
- 統一保険会社による均質なサービスの享受
- 損害発生時の効率的な事故報告・対応体制の構築
「ワールドワイドプログラム」は、国境を越えて事業を展開する企業の成長を、確かな安心と革新的なサービスで支え続けます。
高度な専門知識を持つスペシャリストチーム「MBU」
SOMPOグループは、国内損害保険事業と海外保険事業を統合した「SOMPO P&C」を中心に、日本と世界各地の拠点を結びつける強固なネットワークを構築しています。
このネットワークの中核を担うのは、ワールドワイドプログラム専用に設立された「MBU(マルチナショナルビジネスユニット)」です。「MBU」とは、日本、アメリカ、メキシコ、イギリス、シンガポールの5か所にHub(拠点)を持つ、高度な専門知識を持つスペシャリストチームです。グループ内の各専門部署と連携の上、グローバル保険契約の設計、損害保険料の最適化、そして万が一の事故発生時の迅速な対応をサポートします。
マルチナショナルビジネスユニットの体制
さらに、SOMPOグループは提携会社との連携を通じて、世界160か国以上で、グローバル企業の多様なリスク管理ニーズに応える体制を整えています。
MBUの特長
SOMPOグループの「ワールドワイドプログラム」には、以下のような特長があります。
世界160以上の国と地域に対応
MBUでは、各地域の規制情報を収集し、保険引受やサービス提供体制を整備することで、お客さまのニーズに迅速に対応します。さらに、MBUの活動を支え、より広範な地域や専門性の高いリスクに対応するため、世界各地の損害保険会社との強固なネットワークを構築しています。
高度な専門知識を持つ人員が在籍
各Hubには、ワールドワイドプログラム・マルチナショナルビジネスに関する専門知識を持つ人員が在籍しています。各地域の専門部署と連携の上、損害保険契約の組成、リスク評価、事故対応など、専門性の高いサービスを提供します。
MBUを中心に蓄積したグローバルな知見と豊富な実績で、お客さまに合わせた最適なソリューションを提供します。
ワンストップソリューション
グローバルな損害保険プログラムの設計から、損害保険契約の管理、事故対応まで、SOMPOグループがワンストップで提供します。煩雑な手続きを簡素化し、より効率的なリスク管理を実現します。
専門性が求められる「スペシャリティ分野」への対応
SOMPOグループでは、賠償責任保険をはじめ多様な保険商品を提供しています。その中でも、特に高度な専門性が求められる「スペシャリティ分野」であるサイバー保険やD&O保険(会社役員賠償責任保険)については、MBUが司令塔としての役割を担います。MBUが、各分野のアンダーライター(保険引受人)と緊密に連携し、最新のリスク動向やお客さまのニーズに合わせて最適な損害保険プログラムを設計・提案します。
MBUの強み:ナレッジ共有と連携体制
MBUの各Hubは、データベースを用いて他のHubと情報共有することで、地域各国のナレッジデータを収集・蓄積しています。ワールドワイドプログラムの組成・運営においては、グループ内で共通のワークフローを構築し、スピーディーな対応を目指しています。
例えば、各地域における保険クレームの連携によって、グローバル企業のお客さまを支える損害調査・事故対応体制の構築などを行っています。
ワールドワイドプログラムにおける保険クレームのサポート
導入事例:サイバーインシデントへの一気通貫サポート
あるお客さまのアメリカ・ヨーロッパの拠点で個人情報漏洩のリスクが発生した際、アメリカ・イギリスのMBUのHubが本社へレポートを提出し、タイムリーに情報をお客さまへ共有したことで、インシデントの拡大を未然に防ぐことができました。
また、別のお客さまのアジア拠点で発生した個人情報漏洩のインシデントでは、現地の専門家を手配し、フォレンジック調査(証拠保全と解析)、弁護士対応、法規制への対応(GDPRなど)、再発防止に向けたITコンサルタントとの協議など、包括的なリスクマネジメントサービスを提供いたしました。証拠保全から再発防止策の策定まで、一気通貫でサポートすることで、お客さまの事業継続を支援しました。
高まる役員賠償責任リスクへの備え:グローバルD&O保険
日本企業において、D&O保険(会社役員賠償責任保険)の重要性は近年高まっています。特に、訴訟リスクの高い欧米では、D&O保険への加入は役員にとって必須と言えるでしょう。
SOMPOグループは、欧米だけでなく、D&O保険の普及が遅れている地域においても、「スペシャリティ保険」であるD&O保険を、お客さまのニーズに合わせて設計し、役員のリスクに備えるためのサポートを提供しています。
SOMPOグループは、お客さまにマッチするリスクマネジメントの伴走者

日本企業においても、リスクマネジメント体制の構築は、企業規模を問わず重要な課題となっています。
SOMPOグループでは、お客さまのリスクマネジメントを支援するため、単なる損害保険商品の提供にとどまらず、包括的なサービスを提供しています。
お客さまのリスクマネジメントにおけるパートナーとして、共に課題に取り組み、最適なソリューションを提供することを目指しています。お客さまの事業を取り巻くリスクを的確に把握し、最適な損害保険プログラムを設計することで、事業の安定的な運営と持続的な成長を支援します。
- (注1)2025年9月8日時点の情報をもとに作成しております。
- (注2)このご案内は概要を説明したものです。詳細につきましては、取扱代理店または損保ジャパンまでお問い合わせください。
- (注3)2025年9月1日現在、損保ジャパンのMBUではサイバー保険とD&O保険(会社役員賠償責任保険)に対応しています。今後、対象となる保険商品を拡大していく予定です。





























