環境インターンシップ「CSOラーニング制度」
CSOラーニング制度は、大学生や大学院生を環境分野のCSO(Civil Society Organization=市民社会組織、NPO・NGOとほぼ同義)に派遣するインターンシップ制度です。8か月間と期間が長く、有償(活動1時間あたり800円を奨学金として支給)である点が特徴です。次世代を担う若者がCSOの一員として働き、同じ志を持った仲間とともに環境問題をはじめとした社会課題について考えることで、社会を良い方向に変えていける人材(「木を植える人」)を育成することを目指しています。
本制度は2000年に開始し、20年以上継続している歴史ある制度です。関東・関西・愛知・宮城の4地区で、これまでに60以上の団体にインターン生を受け入れていただき、2020年度末時点で累計1,167名が修了しています。インターンシップ生は、CSOでのインターン活動を通じて、環境問題の最前線で貴重な経験を積み、月次で開催される地区ごとの定例会や合宿研修では同期や講師の多様な意見に触れることで、見違えるように成長していきます。また、制度の修了生には省庁や自治体、企業やNPOで環境分野の業務に携わる方も多く、交流イベントなど折に触れて現役生へのアドバイスを行ってくれています。こうした脈々と続く関係者のネットワークも、この制度の大きな魅力の一つです。
なお、インターン生に支払われる奨学金の一部は、SOMPOグループ社員の有志からの寄付金である「SOMPOちきゅう倶楽部社会貢献ファンド」から拠出されています。制度の運営を通じ、SOMPOグループとCSO、また次世代を担うユース世代を繋ぐ役割も担っています。
*2020、2021年度は新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、オンラインでの活動を中心に実施しています。